外山恒一氏に反論 ~ 陰核派775りすを巡って
【外山恒一vs学対】
陰核派775りすを巡るノーカット音声 (YOUTUBE:活動家養成ちゃんねる)
外山氏との議論を採録した際の状況
【謝罪訂正】公開時に「2月に外山氏から絶縁状が届いた」と記載しましたが、外山氏から2月に届いたメールは絶交ではなく「運動から足を洗え。どうしても運動をやりたいなら外山合宿卒業生以外とやれ」との内容でした。絶縁メール、というかこちらから絶縁したくなるメールが届いたのは4月5日。
なお2月より4月5日まで相互の電話やメール交換は一切ありません
外山氏はtweet、外山合宿の卒業生へのメール、noteでの開戦宣言で学対と陰核派に対し、長期間に渡って攻撃的な批判、中傷を仕掛けてきた。(学対に対しては2月から)
がSNS上のレスバ、ツイゲバほど不毛なものはない。
9月12日の駅前アジトに彼が来ると伝達があった。そこで直接話せばいい。
彼の主張は次の3点だと捉え、私は回答を準備した。
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運動ただ乗り論
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交流には「意味のある交流」「無目的な交流」の2種があり、お前らのやってる事は後者だ!
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外山合宿人質論
今回の紛争において、先に批判、中傷をしかけてきたのは外山氏だ。
ゆえに自分が提示した議論に応じるのは最低の礼儀ではないだろうか。
ところがアジトに登場した外山氏は「775りす氏は重度の精神の病だから、学対が彼女を運動から降りる事によって解放してやれ」と言い募るばかりだった。
そして音声の最後の部分、議論を続けようとする私を振り切ってその場を離れてしまった。
1,外山氏が自分の結論を絶対化し、心を開いた議論をする気はなかった事
2,医療の専門家でもない外山氏が、「775りすが重度の精神病」という誹謗中傷に終始していること
この2つが音声を聞いて頂ければわかるだろう。
しかし外山氏の主張の根拠は775りす氏のXの文言なのである。、
という訳で外山氏に置き去りにされた、私の反批判をここに展開する。
■運動タダ乗り批判への応答
12日に外山氏が議論の場を立ち去らなければ、私は彼に問うつもりだった
「何をもって運動のただ乗りというのか」
「仮にただ乗りだったとして、ただ乗りがどこが悪いのか」
皆さんに問う。自分が主催する活動に参加者同士で横のつながりが広がる事はマイナスだろうか?
それは運動が社会に貢献している証明ではないのか。
外山氏は最新の合宿の募集でもうたっている
> 私の究極的な(といっても中期的な)目標は、常々公言しているとおり「(左右混淆の)学生運動の再建」である。
俺は氏のその姿勢に共感し、その方針に忠実に運動を展開してきた。
学対の運動方針(青年の思想には介入しない。作風だけに関与する)は学対HPに明記している。外山氏は学対サイトOPEN時点からそれを読んでいた。私は有言実行を貫いてきた。
また外山氏はこれまで卒業生が右になろうが左になろうが、介入をしてこなかった。
ところがだ、左右混淆は看板に偽りありで、「ファシスト革命の女神が登場したら、そいつ中心に全てを変える」としか思えない事態が訪れた。
そんなん聞いてねーぞ!
学対と陰核派の提携の経緯はこちら
学対と外山氏の提携関係成立の経緯と、決裂の経緯
(長くなるので別ページに移した。経緯を丁寧に追いたい人は上記をクリック)
上のリンクで詳細は述べたが、2月に外山氏から届いた合宿卒業者と関係を断てメール(陰核派をヘサヨに誘導するなという趣旨)を読んで私は外山がおかしくなったと感じた。
私はヘサヨになど誘導していない。合宿卒業者と関係を断てメールは感情的で、納得のいく説明はなかった。
私は突然梯子を外された。外山氏は何十年運動に専心していて、俺は久しぶりの戦線復帰だからって、そんな自分勝手は許されない。
合宿卒業生には介入しない方針が変わった理由、私を敵認定した理由を「誰にでも」わかるように説明する責任があるのは外山氏のほうだ。
外山氏は「何故わからない?」というが、無理筋なのは君の方だぜ。
外山氏の支援者は彼に会ったら納得いくまでこの点を問うて欲しい。
また外山氏はこれまでその卒業生について、その後の方向性をケアする事はほとんどなかった。
それは年代の離れた活動家として賢明な態度だし、私はその方針に賛同してきた。
ところが1月になって外山氏は775りす(陰核派)を過干渉をするようになったのだ。他の卒業生にも介入してきたのであれば、過干渉の整合性は取れる。でもこれまで外山氏は卒業生を出禁処分こそすれ、OBOGとは節度を持った距離感を取ってきたはずだ。
12月19日、外山氏は突然我が家を訪問し、775りす氏への恋愛感情を有する旨を語った。であったとしてもだ。これまでの方針の変更(特別扱い)を関係者(私以外も)が簡単に納得すると思ったら大間違いだ。
775りす氏の病いが心配だって。
俺も外山氏もそんな善人じゃないだろう。
特に君はメンヘラ嫌いを公言してきたし、冷たく接してきた。その人が地獄に向かっていても、手を差し伸べてこなかったじゃないか。
775りす氏だけが特別に救われなければならないなんて君のロジックに、何故私も従わなければならないのだ?
彼女に恋をしている訳でもない俺や、君をとりなく支援者が。
彼女はファシズムの女神なのかい?
あいにく俺はファシストではないし、ファシストとしての君の支援者は決して多くないと思うよ。
嫌がっている人を囲い込もうとするの、ちょー格好悪い。
外山合宿に参加したOBOGに問う。
合宿に参加したことによって「学対、陰核派と関わってはいけない」と外山氏につきあいを制限されることについてどう思う?
また合宿参加によってこのような制約を受けるなら、今後外山合宿に友人を紹介したいと思えるか?
外山note文末から引用転載する

外山氏がタダ乗り論を唱える背景には駅前アジトで外山氏に対する悪口が飛び交っているという伝聞情報があるようだ。
俺が作ったネットワークで俺の悪口をいうとは!!てなわけだ
→ 「駅前アジトが対しイジメの構造を作っている」との告発に応える
■「意味のある交流」「無目的な交流」の二種類あるについて
12日の駅前アジトで外山氏は「俺は福岡にいても東京で何が起きてるかはお見通しなのだ」と言った。
なんと傲慢なことか。
どんな運動だろうが、現場で一定期間立ちあうことがなければその質について評価できる訳がない。
少なくともそのような謙虚な姿勢を持たなければ運動だけでなく、仕事でも、友達、親戚つきあいでも、失敗することは目に見えている。
自分がいうのはおこがましいが、昨秋から関わってる陰核派メンバーは次々に襲い掛かる抗争に揉まれ、着実に逞しさを増している。
勿論内輪でSNSで罵り合うこともある。
だけど仲間が苦しんでいる時、彼らが仲間の為にどれだけ汗を流しているか。
時間を割いているか。
彼らが互いを支えあっているのを君は知ろうとすらしないのか!
陰核派は仲間思いの結社だよ。そして775りすは漢気(おとこぎ)のあるリーダーだ。
仲間思いすぎて、メンバー外の俺は時にジェラシーを感じるくらいさ。
内部で喧嘩もやりながら、どこまでなら相手に踏み込んでもいいのか?一人一人が探っている。
真剣にぶつかっている。
そう!
俺と外山が「全国高校生会議」の同志達と作ってきたのと同じものが陰核派にはある。
775りすのtweet上で侮辱されても俺が彼らをかばうのは、それを知っているからさ。
彼女らが俺を突き放した本当の理由を俺は知らない。でも彼女達はフェアな人間だ。
俺はそんな彼ら彼女達と一緒に運動がしたい。
アジトでの対談でこのことを外山に断言できなかった自分が恥ずかしいよ。
正直、録音を意識して、ええ格好しいをしてた。
駅前アジトのネットワークを俺の力で築きあげたなんて誇るつもりはない。
俺が寄与したのは数%だ。妨害してしまった事もある。
だがそれに立ち会えているのが毎週嬉しくてね。外山氏も教育者のはしくれならその喜びはわかるだろう。
外山氏は「意味のある交流」「無目的な交流」の二元論を用い、我々を後者だと切り捨てた。
何をもって我々を無目的と馬鹿にするのだ!
ならば外山氏が評価するダメ連のペペ長谷川氏、神長恒一氏が90年代に行っていた熱い交流はどちらに該当するのだ?
思想や哲学は大切なものだ。でも外山氏の開戦宣言のようにリトマス紙にするのはどうなんだい?
俺たちが作り上げた全国高校生会議1989は、正直思想も哲学も貧相なものだったよね。
あったのは無軌道な情熱だけだったじゃないか。
運動を作るのは人だ。
人が人に興味を持つ。苦しんでいる仲間をケアする。意見を戦わせる。喧嘩の折り合いをつける。
人間的な魅力も大事だよね。人見知りな彼の長所を見つけ出す。シャイな彼が少しづつ饒舌になる。
運動が枯れた現代ではそこから再建するしかないじゃあないか。
それは、外山氏が何十年間も福岡でやってきたことだよ。
砂漠に水を撒き、種を撒き、ようやく実がなったら昔の同志に畑を破壊され、獄中で2年を過ごし、娑婆にでれば、ほとんどの仲間が消え去っていた。
今と違ってファシストと名乗ろうものなら、99%が憎悪の目で見つめてくる。そんな時代に旗を掲げ、砂さえ消えた瓦礫の原っぱに水を撒き、300万円を集めて政見放送の賭けに勝ち、、、
想像を絶する苦労だ。俺にはできないし。「気持ちがわかる」ということすらおこがましい。
君の味わった辛苦も、復活の喜びも想像することしかできない。
外山は刑務所の中で原則的な闘争を続け、何度も懲罰を喰らい、厳正独居房に繰り返し叩きこまれた。
自由を全て奪われた厳正独居房で時間の過ぎていくのがどれだけ遅いか?
俺は留置場しか経験してないけど、監獄の苦しみは今でも記憶に刷り込まれているよ。
本当にお疲れ様でした。よくその苦しみから帰ってきた。
「青いムーブメント」を隠し持ったシャープペンシルの芯で執筆したと笑う君のその強さには、敵対した今でも敬服の念は変わらない。
話が横道に逸れたね。
外山が福岡で続けてきた砂漠の緑地化を俺もそれを東京で始めたんだ。
俺は今年の3~6月はうつでろくに活動できなかったから、実質半年しか稼働できていない。
長い目で見てくれないかな。
■外山氏と学対・陰核派の紛争に興味を持っている皆さんへ!
外山氏が罵倒する駅前アジトがどれだけのものか、自分の目で見て判断して欲しい。
お金を払えば何でも買えるけど、金目的でないものは消え去ってしまった社会。消えた公共空間。
コロナで滅びた=不特定多数に開かれた場
それを再建せんとするドンキホーテ達の広場が、どんな空気感で営まれているかを。
私達は皆さんがアジトに参加するハードルを1ミリでも低くする為に、新宿駅徒歩1分という好立地を拠点にしてる。
寒風吹きつけ身も凍る真冬も、正月も、毎週金曜夜は俺達は駅前アジトで皆さんを待ち続けた。
外山氏も、学生運動入門の中で語っている
> 重要なのは、実際に会って話すことです。
どこのクラスタも似た者同士ばかりが集まって、異分子との出会いが少なくなる日本で、「誰に対しても開かれた場」こそが分断を突破する可能性の中心だと私は思う。
外山氏に「潰す」「殺してやりたい」と恫喝されても私達はその原則を貫いた。
それでも「無目的な交流」だと皆さんは思いますか?
老害が「運動は思想がないとやってはいけない」と言うせいで、ますます風通しが悪くなって斜陽産業に拍車がかかるじゃないか。もう勘弁してくれ。
■合宿人質論
外山恒一氏の開戦宣言より転載する

うーん。
妄想もたいがいにして欲しい。10代の頃の俺ならそれくらいやったかもだが、さすがにこの年齢で見境なくアプローチしてたら、定着するはずの学生すら定着しない。
少なくとも外山が陰核派に破門状を送って以降に開催された合宿参加者で、アジトに参加した人はA君だけだ。そのA君はアジトに一度来ただけで以後来ていない。
6月からアジトに参加していたB君が6月末の合宿に参加した。アジトが先で合宿が後。
そのB君がA君をアジトに誘った。
逐一説明していてあほらしくなってきた。
そもそもだ
「青年運動にとって大事な合宿がなくなってもいいのか!」って、オジが若者を脅すことがどれだけ格好悪いか。


これは自分にとっても寂しいことなんだけど、そもそも青年学生運動の再生の為にオジができることなんて限りなく0に等しい。青年自身が経ち上がらない限り、可能性なんてないんだ。
外山合宿の功は確かにあった。しかし外山合宿の罪もある。
外山氏が1990年に刊行した「ハイスクール不良品宣言」から引用する
「僕がDPクラブなんて反管理教育のたまり場を作ってしまったせいで、『戦う中高生』になれたかもしれない中高生が、居場所を見つけて学校と戦う意欲を失わせてしまった」
「彼らをDPクラブから追い出すことで、居場所はない=学校と戦うしかないって事を思い知らせることができる」
■私の反省の念を聞いて欲しい
最後に一点、私学対の反省を述べたい。
対談音声を聞き直して、775りす氏の精神状態についての私の発言の曖昧さを恥ずかしく思った。
この場を借りて現在の見解を述べたい。
はっきり言おう。令和の時代に運動を志ざすものが精神の病いを避けることは無理だ。
病みのある人間を全て運動から退避させるのであれば、運動に従事できる人間は半数以下になるだろう。
私も病いを抱えた同志に対し、しばしの休息を勧めた事はある。
しかしそれはしばらく回復に専念して貰った上で、戦線に復帰してもらったほうが長期的にみて運動の利益になるからだ。
活動家をアイデンティティーにする以上、主語はあくまで運動であるべきと私は考える。
外山氏は775りす氏が9月7日に呟いた学対についてのtweetが侮辱だという。
それも同じ構図だ。
陰核派は政治組織であり、学対も政治的人間だ。
韓信の股くぐりという中国の諺にリンクを張った。これ以上は述べない。
昭和からタイムマシンに乗ってきた人間が、令和の青年と喧嘩もしないで仲良くしてる方がおかしいのだ。
だからって言うべきことを我慢するのは堕落への道。
もめごとはあって当たり前。
何を諦め、何を残すか。
そこが活動家のセンスだろう。
私のセンスはお世辞にもたいしたことないよ。
自分の活動家としての強味は「膨大な試行回数によって突破口を見出す」点にある。
ヒューマンマネジメントや後方支援は得意分野ではないからだ。
反論は以上
【外山恒一vs学対】陰核派775りすを巡るノーカット音声 へのリンクをあらためて掲載
■実は「外山恒一氏へのポエム」という文章も半分完成している。
こっぱずかしい内容なので、公開するかは原稿をしばらく寝かせてから考える。
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この文章を書いている学対が何者かについてはこちら