青空講演会
~移民制限を主張するドイツの「左派」政党
=ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟の移民政策について
講師:小島 望(白鷗大学法学部講師)
日時:10月19日(日)17~20時
会場:新宿駅東口ロータリー・オブジェの広場(屋外、駅前アジト会場)
初参加者は迷子になりやすいので、こちらをクリックし、ナビボタンを押すようにして下さい
■イベント趣旨
移民に関する議論が沸騰しています。
日本のリベラル陣営は人権を盾に不正規移住者の権利を必死に擁護し、「強制退去」の執行停止を主戦場として抵抗を繰り広げています。
私はリベラル側が主催する移民の権利擁護の集会に参加した事があります。
「移民問題でリベラルは99%負ける」、集会の率直な感想です。
激増する外国人滞在者に対し、日本の民衆の多数派は大なり小なり不安を感じています。その不安に対しては何の手当てもしないで、移民の人権ばかりを語るのはバランスが欠けています。
最近、ドイツで移民制限を主張する左派政党が急激に影響力を増している事を知りました。
ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟。ザーラというのは党首の名前、山本太郎同盟みたいなニュアンスですね。
ザーラ氏の父はイラン系移民。移民の娘が政治家となり、移民制限を提唱するという面白い構図です。
ザーラ同盟は明確な反移民政党でも「ドイツ人ファースト」でもありません。主張の論理構成は左派の価値観を守る為にこそ、無制限な移民の受け入れに否を唱えています。
ドイツに暮す移民の割合は日本の比ではありません。本人もしくは両親のどちらかがドイツ人ではない「移民的背景」を持つ人々を加えると、ドイツ在住者の30%が移民的背景を持つとされます
しかしそれは数十年後の日本の姿なのです。
移民との共生が更に進んだ時に、どのような政治的主張が登場するのか、ドイツの先例から学べるものは多いと思います。
そして硬直した日本リベラルが移民政策において負け続ける公算が大だからこそ、バランスのとれた移民政策を議論することは大きな意味があります。
それが結果的に移民の人権を最も守る事に繋がると私は思います。
移民問題は今後も日本政治の重要イシューであり続けます。
私と同じ考えの人に講演会に来て欲しい訳ではありません。今後長くバチバチやりあうライバルに参加して欲しい。
■講演会実現までの経緯
ザーラ同盟についての日本で唯一と言ってもよい論文を執筆されていた小島望氏。全く面識はなかったのですが、メールにて講演をお願いしたところ、心よくお引き受けいただきました。
現在日本においてはクルド人他の強制退去が焦点になっていますが、ドイツにおける同様の事例についての調査も小島氏にはお願いしております。
■イベント詳細
スケジュール:2時間弱の講演の後で質疑応答を行います。遅くとも20時で締めますが、会場は22時半まで自由に利用可能です。
費用:800円
参加方法:当日いきなりお越しいただいても構いません。
が、事前にgakutaib@gmail.comにメールするか学対ツイッターアカに「講演会参加希望」とDM頂けると、PDF14ページに及ぶ資料を事前に送付します。
また当日の飛び入り参加も可能の場合、椅子の数が限られているので立ち見をお願いする場合があります。
雨天時:室内会場に切り替えます(申込者に連絡します)
主催:学対(個人主催です)
■講師:小島望氏
白鷗大学法学部講師(専門分野:ナショナリズム/国民国家論)
著書「ネイションの名の下に;三王国戦争とナショナリズム起源論」
■会場MAP:ここをクリックするとグーグルMAPが開きます。ナビ設定に従って会場にお越し頂くのが確実です。
■オブジェの広場現地での目印=リスのマーク
スタッフは黄色いキャプテンマークを撒いてるので、声をかけて下さい

■当日までに一読をお勧めする資料
ザーラ同盟に関する小島氏の論文(2024年執筆)
「ドイツのれいわ」・ワーゲンクネヒト党敗北の総括と教訓 松尾 匡氏執筆
■お願い
移民政策に関心が深い方には魅力的なイベントだと思うのですが、当方が弱小アカウントで、これまで移民問題を取り扱ってきた訳でもないので、広報に不安があります。
リツイートなどでこの宣伝協力頂けると幸いです。